風俗店では独特のシステムがあります。
そんな中でも独特というものがバンスでは無いでしょうか。
バンスといっても普通の業界ではあまり聞き覚えのないものだと思います。
よく風俗求人などで、バンス有りとかバンス可と書いてある事も多いものです。
さて、このバンスというのは一般的な感覚で例えるとお給料の前借といった意味合いがつよいと言えるでしょう。
前借りを勘違いしている方も多い
それなら、簡単に前借と言えばいいのにちと思われるでしょうか。
しかし、細かく分類して考えるとそこには大きな意味の違いがあるのです。
お給料日前にお金を要だてる必要があった場合に前借をするという点では同じなのですが、その原資となっているものに違いがあると言えば良いのでしょうか。
前借というのは例えば毎月末日締めで翌月１０日にお給料が支払われるような場合に、月末締めは終わっているけど１０日までどうしても待てない事情があって、９日までに前払いをして貰うというものとして考えてください。
つまり、お給料として貰える金額が確定しているけれども事情があって支払を早めてもらったというような感じです。
バンスと前借の違い
では、バンスの場合はどう違うのでしょうか。
先ほどと同じ条件で例えると毎月末日締めで翌月１０日にお給料を貰ったのだけれども、それでは足りない理由があってまだお給料としては確定していない金額を借りたいという場合です。
もしくは、大きな金額であって一回や二回のお給料で補えないような金額を、未来にここで働く分もみこして先に借りるという意味合いがとても強くなります。
どちらかと言えば、借金で有りローンを組んだようなものです。
しかし、自分のお店で働いてくれている女性キャストが困っているのだからなんとかして力になってあげたい。
そう言った気持ちからバンスというシステムが考えられたのだと思います。
お金の心配から開放されればお仕事にだって励めるというものですからね。
金利を払うケースも
しかし、あくまでも不安定な未来への投資です。
また、風俗店だってお金が有り余っている訳ではありません。
ですから、多少の金利が発生するのは現実としては致し方無いでしょう。
しかし考えてみれば、もしその金額をバンスしないで銀行やサラ金から借りたとしたらもっと高い利息になっている事でしょう。
それ以前に借りれたかどうかという事の考え無ければなりません。
そうして考えるとこれも風俗店が気持ち良く仕事をして貰いたいという気持ちがあって、初めて成り立っているものだという事が分かるのではないでしょうか。